【サロン事業者向け】お客様目線で考える!エステサロンと美容クリニックの使い分けを攻略しよう

近年、美容クリニックが身近な存在になりました。

SNSを開くと、クリニックでの施術体験が次々とシェアされ、最新の医療機器や治療法が注目を集めています。

エステサロンの事業者様の中には「顧客流出してしまうのでは」「新規顧客の獲得が難しくなるのでは」と危機感を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、お客様はエステサロンと美容クリニックを上手に使い分けています。

「こういう時はエステサロンに行こう!」「この悩みは美容クリニックで相談しよう」

このように、エステサロンと美容クリニックを賢く利用しています。

お客様がどのように使い分けているのかを理解することは、エステサロンがお客様へ効果的な情報発信をしていく上で欠かせません。

そこで本記事では、エステサロンと美容クリニックの違いを、施術内容・資格・トラブル対応といった多角的な観点から徹底解説します。お客様がどのような視点で両者を見ているのかを紐解き、これからの美容業界で生き残っていくための具体的な戦略を掘り下げていきます。

ぜひサロンの強みを再確認し、今後の集客やリピーター獲得にお役立てください。

エステサロンと美容クリニックの違いとは?

エステサロンと美容クリニックの、一番大きな違いは医療行為ができるかどうかです。

目的と役割

エステサロン美容クリニック
目的リラクゼーション・癒し、美肌や体型の維持・向上など、美容をサポートします。医療行為による治療で、肌トラブルや体型の悩みを根本から改善します。
役割美容・リフレッシュの役割を担います。医師が常駐する医療機関として、医学的なアプローチで美容の悩みに対応します。

施術内容

エステサロン美容クリニック
施術内容ハンドマッサージや、出力が抑えられた美容機器(キャビテーション・ラジオ波・光脱毛器など)を使用します。
化粧品や美容液の塗布・パック・ピーリングなど、肌の表面的なケアが中心です。
医師や看護師が、医療機器(高出力のレーザー・医療用ハイフなど)や医薬品(ヒアルロン酸・ボトックスなど)を使った施術を行います。
シミ・たるみ・シワの治療・医療脱毛・脂肪吸引・二重整形など、より高い効果や根本的な改善を目指します。

使用できる機器や薬剤

エステサロン美容クリニック
機器・薬剤誰でも安全に扱えるように、出力が調整された美容機器を使用します。
医師の処方が不要な化粧品や美容液、サプリメントなどを扱います。
医師の知識と技術が必要な医療機器を使用します。
医薬品(ヒアルロン酸、ボトックスなど)や、効果の高い医療用レーザーを扱えます。

※ご注意ください※
使用している機器・化粧品の成分等をホームページやSNSなどを通してお客様へ紹介することもあるかと思います。
お客様にサロンの機器や薬剤の良さを伝える際、表現方法に注意が必要な法律があるのをご存知でしょうか?

それは、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、通称薬機法です。

薬機法は、医薬品や化粧品、医療機器などの有効性や安全性を守るために定められています。

エステサロンでは医療行為ができないため、医療機器・医薬品等の使用は認められていません。
そのため、医療機器による効果を謳うような表現は薬機法で禁じられています。

例えば、以下のような表現は使用できないので注意が必要です。

  • シミが消える
  • アンチエイジング

お客様に安心・安全な情報をお届けするため、表現に気をつけましょう。

出典元:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

資格

エステサロン美容クリニック
資格エステティシャンに国家資格は必須ではありません。民間の資格を持つ人もいます。医師や看護師といった、医療系の国家資格を持つ専門家が施術を行います。


トラブル対応

エステサロン美容クリニック
トラブル対応万が一の肌トラブルが起きた場合、その場での医療的な処置はできず、お客様自身で医療機関を受診する必要があります。
施術中にトラブルが起きても、医師が常駐しているため、すぐに適切な処置や薬の処方が可能です。

施術内容・使用できる機器や薬剤・資格・トラブル対応といった多角的な観点から違いをみてみると、医療行為ができるかできないかという点がエステサロンと美容クリニックの大きな違いであることがわかります。

お客様はエステサロン・美容クリニックをどう使い分けている?お客様が知りたいことって?

エステサロンと美容クリニックは目的・役割が異なります。そのため、お客様は利用シーンによって使い分けをしています。

いったいどのように使い分けをしているのでしょう。

エステサロンを利用したいとき

  • 癒しやリフレッシュを求めている
  • 日々の疲れを癒したい
  • 自分へのご褒美がほしい
  • 穏やかなケアを継続したい

美容クリニックを利用したいとき

  • 特定の肌悩み(シミ、ニキビ跡など)を治療したい
  • 短期間で効果を実感したい
  • 費用をかけてでも根本的な改善をしたい

このようなシーンごとによって使い分けをしています。
そのため、エステサロンではホームページ・SNSなどで下記3つのポイントを重点的に打ち出していくことが重要です。

どんな空間でどんな人が施術するの?

エステサロンは、単に施術を受ける場所ではなく、心からリラックスできる空間と信頼できる人(施術者)の提供が大切です。

お客様がどんな空間で施術を受けるのかを具体的にイメージできるよう複数の写真(店舗の外観・内観・施術室など)を掲載しましょう。

お店の雰囲気が伝わることで、お客様は「このサロンならリラックスできそう」と感じ、予約へのハードルが下がります。

また、どんな人が施術してくれるのかもお客様は気にしています。
施術者の顔写真や名前、プロフィールを掲載し、お客様との間に親近感が生まれるように工夫しましょう。好きなこと、得意な施術、これまでの経歴などを紹介することで、「この人になら任せられる」という信頼感につながります。

施術の安全性は?

「初めての施術や機械を使った施術は、どんなことをするのか?」
「この施術を受けるにあたってリスクはあるのか?」
このように事前に施術の安全性を確認しておきたいと思うお客様は多いです。

お客様が抱くかもしれない「痛そう」「術後はどうなるのかな」といった不安を先回りして解消しましょう。

例えば「〇〇の施術は、温かいマッサージを受けているような感覚です」「施術後、赤みが出ることがありますが、数時間で落ち着きます」といった具体的な説明を記載しておくことで、安心して予約をしていただけます。

施術にかかる費用と期間は?

料金を明確に表示することは、お客様との信頼関係を築く上で欠かせません。
1回あたりの料金やコース料金はもちろん、必要な通う回数の目安など、費用と期間に関する情報をわかりやすく提示しましょう。

これにより、お客様は自分の予算ライフスタイルに合わせて無理のない選択ができます。

これらの情報を丁寧に発信することで、お客様は費用対効果だけでなく、自身の目的に合った選択ができるようになります。

エステサロンの強みを活かした効果的な3つの戦略

この章では、お客様から選んでもらい、さらなる売上アップをはかるために効果的な3つの具体策をご紹介します!

長期的な関係性づくりにLINEを利用しよう

施術と合わせてお客様のホームケアをサポートしたり、季節ごとの肌の悩みに合わせた提案をしたりすることで、美のパートナーとして長期的な関係を築くことができるのが、エステサロンの強みです。

その中で、継続的なコミュニケーションは欠かせません!お客様とのコミュニケーションにおすすめなのがLINE活用です。

LINEを導入すると、お客様からサロンへの連絡もしやすくなります。

  • 予約や、予約の変更等を手軽に依頼できる。
  • 不明点や相談ごとを気軽に問い合わせられる。

お客様にとって連絡しやすいサロンは通いやすさにも直結し、信頼感や満足度を高める要素になります。

また、LINEはマーケティングやサロンのプロモーションにも活用することができます。
友だち登録したお客様に向けてキャンペーン情報を簡単に配信したり、条件を設定してターゲットを絞った効果的なキャンペーンの案内をすることができます。

詳しくは以下の記事でご紹介しています。

通いやすい料金設定と物販を取り扱おう

比較的クリニックよりは通いやすい価格で提供ができるのがエステサロンです。ダウンタイムの影響が小さいなど、体への負担もそれほどありません。

そのため、お客様にとって通い続けやすいこともエステサロンの大きな強みです。

長期的なお客様の美のパートナーとなれるからこそ、施術だけではなく、ホームケアのご提案も重要です!

施術で得た良い状態を、ホームケアで維持・向上させることで、より高い相乗効果が得られるからです。

さらにお客様の利便性をアップさせるため、店頭での商品のおススメに加えてオンラインショップの併用がおすすめです。

オンラインショップであれば、お客様の好きなタイミングでいつでもどこでも利用が可能です。

サロン店舗のみの取り扱いでは、在庫を保管する物理的なスペースの限りがありますが、倉庫機能を持っているオンラインショップを利用すると幅広い商品を取り扱うことができます。

これにより、店頭に置けない商品や新商品のテスト販売なども実現しやすくなります!

詳しくは以下の記事でご紹介しています。

スタッフ育成の強化

クリニックは医療知識や機器の操作スキルが重要ですが、エステサロンではお客様に寄り添うカウンセリング力や質の高い施術技術、そしておもてなしの心といった、ホスピタリティがより求められます。

施術の効果がすぐに現れないことも多いため、スタッフがお客様の小さな変化を見つけ、喜びを共有する体験が、お客様のモチベーション維持に繋がります。

しかし、経験豊富なベテランスタッフなら的確なお声かけやアドバイスができても、新人スタッフだと難しい、、、そんな課題を抱えているサロン様が多いでしょう。

そこでおすすめなのが、AI(人工知能)活用です!

近年、美容業界ではAIの技術を活用したさまざまなサービスが登場しています。
中でもお肌の状態を数値や画像で見える化し、プロのカウンセリングをサポートしてくれるのが、AI肌診断ツールです。

AI肌診断ツールを利用することで、誰が対応してもお客様に一定水準以上の正確な提案が可能になります。

診断結果を元に、最適な施術内容や商品をリスト化できるため、新人でも自信を持ってカウンセリングでき、スタッフ教育の時間やコストの削減にもつながります。

詳しくは以下の記事でご紹介しています。

まとめ

美容クリニックの台頭は、エステサロンにとって確かに大きな変化をもたらしました。

美容クリニックの台頭は脅威のように感じられますが、改めて自社の提供する価値を見つめ直し、エステサロンにしか生み出せない特別な価値を再定義する絶好の機会といえます。

美容クリニックが治療や改善という結果を提供する場所であるならば、エステサロンは癒やし・リフレッシュ・おもてなしといった、心身を豊かにする体験を提供する場所です。

本記事でご紹介した戦略を参考に、お客様一人ひとりに寄り添い、心からリラックスできる時間を提供しましょう。価格競争に巻き込まれない、唯一無二の存在となれるはずです。

もし「サロン運営について悩んでいるけど、日々忙しくて手を付けれらていない・・」「気軽に相談できる場所がない・・」と悩んでいる方はプロに相談してみるのも1つの手です。

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